免許を返納した後も、買い物や通院、趣味の外出を自分のペースで楽しみたい――そんな思いに応える移動手段として注目されているのが、電動カートなどの電動モビリティです。最近では、シニアカーに加え、電動三輪車や四輪車、特定小型原付など選択肢も広がっています。一方で、「どれを選べばよいか迷う」という声も多く聞かれます。
本記事では、高齢者向け電動カートに関連する種類・特徴・法規制・選び方・購入やレンタルの方法・安全対策について、実用的な情報を幅広くご紹介します。
シニアカー(電動カート)とは
シニアカーは、ハンドル型の電動車椅子で、道路交通法上は「歩行者」として扱われます。最高速度は時速6キロメートルまでと定められており、成人の早歩き程度のスピードです。免許は不要で歩道を走行できるため、日常的な移動手段として利用されることが増えています。
主に屋外での移動に配慮した設計がされており、買い物や通院などにも活用されています。バッテリー駆動による静音性や、ガソリンを使わないことによる経済性も、多くの方に支持される要因のひとつです。
電動三輪車(三輪バイク)の特徴
電動三輪車は、四輪タイプに比べて軽量かつコンパクトな設計が特徴です。取り回しがしやすく、狭い路地や商店街などでの走行に向いています。近距離の買い物や訪問先への移動など、日常的な利用を想定したモデルが多くあります。
電動四輪車(四輪バイク)の特徴
電動四輪車は、四輪構造による安定性を重視した設計が特徴です。低重心設計のモデルでは、坂道や段差のある道路での走行に配慮されています。四輪油圧ディスクブレーキを採用した機種では、制動時の安定性を高める設計がなされています。
特定小型原付(電動バイク)との違い
2023年に導入された「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」は、移動手段の一つとして選択肢が広がる中で注目される存在です。運転免許は不要ですが、16歳以上であることが利用条件となっています。
シニアカーとの大きな違いは、走行速度や使用環境の違いにあります。特定小型原付は、歩行補助的な用途のシニアカーとは異なり、電動バイクに近い発想で設計されており、車道走行も想定されています。
移動範囲や用途の幅を求める方にとって、ひとつの選択肢として検討されるケースもあります。
免許と年齢制限
シニアカー(電動カート)の運転には、法律上、免許は不要とされています。年齢制限も特に定められていませんが、安全面への配慮から、一部の販売店では16歳未満の方への販売を控えるケースもあります。
一方、特定小型原動機付自転車(特定小型原付)は免許不要ですが、利用には16歳以上であることが条件となっており、購入時に年齢確認が求められることがあります。
公道での走行ルール
シニアカーは道路交通法上「歩行者」として扱われるため、原則として歩道を走行します。歩道が設けられていない場合は、道路の右側通行(右側の路側帯または端)を求められる場面があります。
人通りが多い場所では、歩行者との距離を十分にとり、速度を抑えて慎重に走行することが望まれます。また、横断歩道では歩行者として信号を守って横断します。
ヘルメット着用について
特定小型原動機付自転車(特定小型原付)を使用する際には、ヘルメットの着用は道路交通法上の「努力義務」とされています。シニアカーについては、法律上の着用義務や努力義務の対象外ですが、安全面への配慮として着用を検討する方もいます。
特に、交通量の多い場所や不慣れな道を走行する場合は、転倒や接触のリスクに備えて、ヘルメットの着用を考慮されることが望ましいとされています。
用途で選ぶ
日常の買い物や近距離移動が中心の方には、コンパクトで小回りが利く三輪タイプが選ばれる傾向にあります。一方、坂道や距離のある移動が多い地域では、走行時の安定性に配慮された四輪タイプが検討されることもあります。荷物の運搬を伴う訪問業務や配達などには、カーゴスペースを備えたタイプも選択肢のひとつです。
身体状況で選ぶ
ご自身の歩行状況に応じて、適したモビリティを選ぶことが大切です。比較的歩行が可能でも長距離の移動が不安な方には、シニアカーのような歩行支援型の電動カートが利用されることがあります。一方で、室内での移動にも支援が必要な場合は、折りたたみが可能な電動車椅子など、より柔軟な使い方ができるモデルが選ばれることもあります。また、片側の操作に制限がある方に対応した、左手集中操作などのカスタマイズが可能な製品もあります。購入時には、ご自身の身体状況に応じた調整が可能かどうかを確認しましょう。
予算で選ぶ
電動カートの導入にあたっては、レンタルと購入で費用面の考え方が異なります。介護保険の対象となる場合、レンタル費用は自己負担で月額2,000~3,000円前後になることがあります(※要介護度や負担割合により異なります)。購入の場合、三輪タイプで20万円台、四輪タイプで40万円台から販売されているモデルもありますが、価格は機能やメーカーによって幅があります。また、一部の自治体では、免許返納者や高齢者を対象とした補助金制度を設けている場合もあります。詳細はお住まいの自治体の福祉課や高齢者支援窓口でご確認ください。
走行距離と充電環境
バッテリーの性能は、日常の移動範囲に大きく影響します。近距離での買い物などが主な用途であれば、航続距離が20〜30kmのモデルが選ばれる傾向にあります。遠方への外出機会が多い方には、より長距離に対応した機種を検討することもあります。また、バッテリーが取り外せるタイプであれば、自宅の好きな場所で充電できるため、駐車スペースに電源がない場合でも対応しやすいという利点があります。
レンタルのメリット・デメリット
レンタルの最大のメリットは、条件を満たせば介護保険が適用される点です。要介護2以上の認定を受けている方や、要支援・要介護1でも歩行困難と判断された場合、ケアプランへの記載により福祉用具としてのレンタルが可能になるケースがあります。自己負担は原則1〜3割で、利用者によっては月額2,000〜3,000円程度での利用も見られます(※条件により異なります)。
メンテナンスや故障時対応も事業者が行うため、管理の手間が少ない点も魅力です。ただし、レンタル品のため新車同様の状態でない場合があることや、カスタマイズが難しいといった制限もあるのが一般的です。
購入のメリット・デメリット
購入の最大のメリットは、新品を自分専用として使える点です。使用感がなく、必要に応じてカスタマイズが可能なモデルもあります。利用年数や頻度によっては、レンタルよりもトータルコストが抑えられる場合があります。ただし、初期費用が高額になりやすく、メンテナンスや修理費用を自己負担する必要がある点には留意が必要です。製品によっては1年間のメーカー保証が付くものもありますが、バッテリーやタイヤなどの消耗品は保証対象外とされるケースも見受けられます。
試乗の重要性
電動カートは高額な買い物であるため、カタログの情報だけで判断せず、可能であれば実際に試乗して使用感を確認することが推奨されます。中には、自宅近くの道路環境で試乗できる出張試乗サービスを提供している販売店もあります。試乗時には、操作のしやすさ、座り心地、視界の確保、旋回性能、段差の乗り越えやすさなどを重点的に確認すると、より安心して選ぶことができます。
事故リスクと対策
電動カートは歩行者と同じ空間を走行することが多いため、状況によっては接触事故などのリスクもあります。特に人通りの多い場所や狭い道では、周囲の状況に配慮しながら、速度を控えめにして走行することが大切です。地域の自治体やメーカーによっては、安全な使い方を学べる講習会が開催されている場合があります。初めて利用される方は、こうした機会を活用することで、より安心して利用を始められます。
保険の種類
万が一の事故に備えて、保険の活用を検討することも一案です。歩行中に被害者となった場合、同居家族が加入している自動車保険の「人身傷害補償」が適用されることがあります(※補償内容や条件は保険契約により異なります)。
一方で、加害者となった場合には、個人賠償責任保険が有効です。多くの場合、自動車保険や火災保険の特約として加入することができ、同居家族を補償対象に含む商品もあります。
また、一部の保険会社では、ロードサービスや搬送費用をカバーする特約を提供している場合もあるため、利用頻度や生活環境に応じて選ぶとよいでしょう。
高齢者向けの電動カートは、免許返納後も移動の選択肢を確保するための有効な手段のひとつです。シニアカーや電動三輪車、四輪車、特定小型原付など、用途・身体状況・予算に応じて多様な選択肢が用意されています。
購入かレンタルか、またどのタイプを選ぶかは、ご自身のライフスタイルや移動環境に合わせて検討することが重要です。介護保険の適用や自治体の補助金制度の活用もあわせてご確認ください。
可能であれば試乗を通じて実際の使用感を確かめ、福祉用具専門相談員やケアマネジャーなどの専門家に相談することで、より納得感のある選択につながります。
安全かつ快適な移動手段を得ることで、自立した生活の継続に役立ててください。
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